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2006年12月12日

第4回 インドシナ銀行

フランス領時代に撮影された写真
フランス領時代に撮影された写真
今は国家銀行、かつては……

 サイゴン川に流れ込むベンゲー川のほとり、ベンチュンユン(Ben Chuong Duong)通りには、灰色の広壮な建物が残る。現在ベトナム国家銀行が使用するが、かつてここはフランスのインドシナ銀行があった。この銀行は、フランス領インドシナ(植民地)の通貨であるインドシナ・ピアストルを発券していた。

金融街の栄華
 インドシナ銀行の隣には、香港にかつて本拠を置き、世界最大級の銀行グループとして知られる香港上海銀行があった。アジアで開港された海・川に面して大建築が並ぶ地域は“バンド”と呼ばれ、上海などが著名だが、サイゴンもバンドを擁し、そこには金融街があったのだ。この一帯を歩くと現在でも銀行が軒を接して立ち並んでいるのがわかり、じつに興味深い。

インドシナ銀行の通貨。左下の通貨にはアンコール遺跡内のバイヨン寺院が。右側にはメコンデルタの風景がある
インドシナ銀行の通貨。左下の通貨にはアンコール遺跡内のバイヨン寺院が。右側にはメコンデルタの風景がある

旧時代の通貨
 インドシナ・ピアストルはフランス領インドシナ全域で使用されたため、表面はフランス風のイラストがある一方で、裏面にはベトナムやカンボジアの風物があしらわれている。

 これら通貨は、ホーチミン市1区の骨董街、レコンキュウ(Le Cong Kieu)通りやヤンシン(Dan Sinh)市場などで売られている。丁寧に探せば、消滅した植民地の通貨をさまざまに入手可能だ。

工事の粉塵でくすんだ印象の外観
工事の粉塵でくすんだ印象の外観
工事にも負けず

 ベンチュンユン通りの目の前では、運河沿いにホーチミン市を横断する東西道路の建設が日本のODAにより進められており、往時の面影は感じるのは難しくなりつつある。せめて石造りの建物を見上げて、しばし昔日の風景に思いを馳せたいものだ。

参考文献
ベトナム町並み観光ガイド/友田博通編/岩波書店
SAIGON-GIA DINH XUA/NHA XUAT BAN THANH PHO HO CHI MINH

(VietnamGuide.com)

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