ハノイ市でこの1週間余り、顔や腕、腿などに赤い水泡をともなう皮膚病を訴える人が増えている。ハノイ皮膚科センターのグエン・ミン。クアン副所長によると、患者は9月20日以前にも見えていたが、23日から急増し、23?25日の3日間で181人を診療した。
クアン氏によると、昆虫が直接肌に触れたときに起こる炎症で、どのような昆虫によるものかは現在もはっきりわかっていないが、一部では、農地などに住むアリの一種ではないかと言われている。稲刈りの季節で住処を奪われたことで、明かりに誘われて家に入りこみ、布団や洋服などについて、病気を引き起こしているのではないかと考えられている。
クアン氏は、感染症を引き起こし、傷がその後残るような状態になる可能性もあるため、症状が現れた際には素人治療ではなく、病院にかかるよう勧めている。