中部クアンナム省ホイアン市で8月16日、14日から開催されていた日本ベトナム文化交流イベント「ホイアン日本祭り」が閉幕した。
坂場三男在ベトナム日本国大使はこの催しについて、「約400年前に存在した『日本人町』が再現された。このイベントには両国の友好協力関係を引き続き発展させ、新たな段階へ引上げようとする関係者らの熱意がこもっている。10年前にホイアンが世界文化遺産に公認された際、多くの日本人専門家が協力のため訪れ、現在も保存作業に努めている。これは両国の400年以上に渡る深い協力の由縁を示したもの」と述べている。
イベント開催中、日本からは創作和太鼓集団「高富青雲組」、ロックバンド「Gypsy Queen」、タップダンスチーム「Rhythm Collection」、ピアニストの樋口あゆ子さんらが公演を行ったほか、茶道のデモンストレーションや餅つき大会、着物ファッションショーなども催された。
ベトナム側は「ベトナム文化空間」と題し、北・中・南部の文化的特徴を紹介した。14日には旧市街で伝統技術を用いたドンソン太鼓が制作され、15日には文化をテーマにした講演も行われた。15?16日には、世界文化遺産登録10周年を記念したセミナーも開催され、多数の専門家や学生が参加している。