ハノイのクアングアスタジアムで4月10?12日、「日本さくら祭りin Vietnam 2009」が開催され、多くの人が詰めかけた。
祭りでは、そばなどの日本料理や、竹馬、金魚すくい、折り紙などの遊びが紹介され、ステージでは、伝統的な踊りを見るために大勢の人が押し寄せた。
日本からの参加者や多くのハノイ市内の学生が鮮やかな衣装に身を包み、着物を身に付けた人も多数いた。そばの作り方の実演や、剣道、花笠音頭、南京玉簾などが披露されたほか、日本の映画上映も行われ、前年より規模は大きく、多彩な内容の祭りとなった。
初日から桜の造花が飾られ、最終日には日本から空輸した400枝の生桜が展示された。桜の周りは常に多くの人で賑わい、公安や警備員が常時警備にあたった。生桜が飾られた12日にはさらに大勢の人が詰め掛け、花の近くに行くのも大変なほどだった。
スタジアム周辺では、押し寄せた人々により渋滞が発生した。また組織委員会が用意した駐輪場では足りず、多くの場所で周囲の住民や飲食店が自ら駐輪場を設け、1台1万ドン、なかには2万ドン(約1.2ドル)を徴収する姿も見られた。
来場者は約20万人と見られているが、厳重な警備により、前年のように桜を摘み取る行為は見られなかった。