ホーチミン市タンソンニャット空港のタクシーについては、業者の独占や強引な客引きなど様々なクレームが上がっていた。これを受け当局が是正に動き、状況は一時好転した。しかしまた最近になり、クレームが増え始めている。
フーニュアン区グエンキエム通りに住むハーさんは外国に出張する際、自宅から空港までは3万ドン(約1.9ドル)しかかからなかったものの、空港から帰ろうとしたときには運転手から30万ドン(約19ドル)の料金を提示された。
とてもではないためちょうど空港まで客を乗せてきたタクシーに乗り込もうとしたところ、空港のタクシー運転手がその運転手の洋服をつかみ、「誰がここで客を乗せていいって言った? 免許証は? 今日は見逃すが、次は知らんからな」と言った。「禁断」エリアをぬけるとタクシーの運転手は腹立たしげにこう話したそうだ。「あんなのを野放しにしておいて管理はどうなってるんだ」。
タンビン区に住むマイさんが空港から帰ろうとしたときも、行きが空港の入場料を含めて7万ドン(約4.4ドル)だったにもかかわらず、客待ちしていた企業名もよくわからないドライバーから「近いね。だったら15万ドン(約9.4ドル)でいいや」と言われたという。