7月8日、私は友人とバイクを飛ばし高原の街ダラットまで出かけた。2日間滞在し、金曜の11日朝には買い物をしてホーチミン市に帰る予定だった。
しかしある道路に入ったところで、不案内なこともあり、無意識に一方通行を逆走し、公安H氏に止められてしまった。私たち同様に違反で止められたのは4人の遠方から訪れた観光客、彼らは2台のバイクをレンタルし街中を散策、こちらも不案内だったため違反してしまった。
違反書類を作成した後H氏は、14日月曜の午後2時にダラット市公安まで来るよう言う。イヤイヤちょっと待て、あと3日もここにいる金など用意してないぞ。
私はH氏にこう言った「遠くから来たもので、今日の午後に対応してもらえませんか(私たちが違反をしたのは午前11時頃だった)」。しかしH氏は応えず、3回目に私たちがお願いしたところ彼は「私が月曜と言ったら月曜」と告げた。私は腹立たしさを抱えてホテルに引き返し、月曜を待つことになった。金もなかったため、友人には先に帰ってもらうことにした。
14日午後2時ちょうど、私は公安に行きH氏から「行政違反罰金決定」なる書類を受け取り、その足でラムドン省金庫まで15万ドン(約9.4ドル)の罰金を納めに行った。ようやく終わった、そう思って公安に戻るとH氏からは、違反した日から30日間の没収という内容の「行政違反車両の一時没収決定」なる書類が渡された。