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2008年09月25日

酒に溺れる女子大生たち

 20時ごろ、下宿は歌声や誕生日を祝う拍手の音で騒がしく、そして「モッ、ハイ、バー、ヨー!(1、2、3、乾杯!)」の声が響き渡る。この声は男性のものと思うかもしれないが、実際は――

 先日の学科試験の点数発表後、友人たち(半数は女性)が集まって、酒で気晴らしをした。最初は学校や生活の話が中心だったが、次第に試験の話になった。ある人が延々と心情を吐露した後、グラスを合わせ一気に飲み干した。

 何人かの女子のそんな様子を見て私は慌てて止めたが、他の人に制止された。「今日は飲ませて気持ちよくさせてやろう。みんな色々あるんだよ」。

 飲みながら話しているうちに、ウォッカの瓶は半分が空いた。すると突然ハイフォン出身のランがしくしくと泣き出した。「彼は私を捨てたの。私、彼をとっても愛してた。わかる?」。皆、床に転がって泣く彼女を痛々しく見ていた。さらに他の人も泣き出し、延々と自分の話をする。くたびれると悪酔いして吐き、翌日は家で寝ていて登校しなかった。

 ハノイ市グエンフォンサック通りの飲み屋の主人たちは、女子学生のグループ、あるいは男性達と飲みに来て、しゃべっては飲み、飲んでは食べ、色々なことを打ち明け、夜中まで一気飲みを繰り返す若者達の姿に慣れてしまったという。

 ある飲み屋の主人トゥーさんはこう言う。「色んな理由で女の子は誘い合って来る。暑いといってはビールを飲み、もうじき学科試験だといっては気合を入れるためウォッカを飲む。誕生日や同窓会、つまらないから、失恋した、色んな理由で大人になったばかりの女の子が酒を求める。商売している身だけど、自分の娘と同じくらいの子供たちを止められなくて、悲しいわ」。

 何の理由もなく、ただ人生が単調で寂しいから、気分を変え、酒のプリズムを通じて人生を見たい、というのが外語大のゴック・マイのケースだ。

 「ただ大学と下宿を往復するだけの毎日、いつも同じ人に会うだけ。息が詰まるみたいで、何か変えたいと思うの。私の生活は単調だから、時々それを破って楽しみたい」と打ち明ける。

 実際、女子学生は酒を飲む口実をいくらでも挙げられる。マスコミ情報学院のトゥー・フオンはこう説明する。「バーで友達みんながお酒を手にしてるのに、自分だけジュースってないでしょ。たくさん飲めば慣れるし、友達と一緒なら飲まないわけにいかない。それにマスコミを学ぶならお酒ぐらい知ってないと。卒業したら、取材でそんな場面に出くわすんだから」。国民経済大学4年のフオンは熱心にこう言う。「飲み会の時は最低1杯は飲んで気持ちよくならなきゃ。楽しい雰囲気でみんなからも勧められるし、断れない。それにお酒を飲むと、いい気分になるもの」。

 24時、寝る支度をしていると電話が鳴った。高校時代の友人で師範専門学校3年のリンからだ。近くの飲み屋にいるので迎えに来て欲しいという。私が外にでると、リンは街灯の柱のそばで吐いていた。「これじゃ家に帰れない。帰っても、こんなに酒臭かったら、親に殺されちゃう。今晩泊めて」。

 彼女を下宿に連れ帰った。幸いルームメイトの理解もあり、リンをベッドに寝かせ、私たちは床にござを敷いて寝た。夜中3時ごろ、リンが起きだし水を探していたので、二人とも目が覚めてしまった。彼女の顔は疲れ果て、気の毒なほど青白い。酔って吐いた後は小腹が空くので、彼女に焼き飯を作ってやった。後日、リンが恥ずかしそうに電話をよこし、ありがとうと言った。

 しかし誰もがこのように、酔いどれの一夜を過せる安全な場所があるわけではない。多くはほろ酔いでバイクに乗って運転を誤ったり、警察に止められたり、誰かにぶつかったりして、頭がよく回らずぶつかった人と喧嘩になったりする。

 工業大学のズエンは、「幸いぶつかったのは年配の男性で責められなかったけど、やっかいな人だったらどうなるか。酔っ払っててほとんど覚えてないんだけど、夜中に布団の上で吐いて、でたらめ言って大声で泣いてたみたいで、お母さんが夜通しで世話してくれた。翌日はベッドから起きれず、学校に行けなかった。親にとっても悪いことしたな」。

 自然科学大学のホン・トゥーに、男性のように気晴らしに酒の力を借りる女子について意見を聞くと、こう笑った。「女性もある程度は飲んでいいと思う。酔っ払わなければね。酔っ払った男が目障りなんだから、女なんかなおさら」。キエウ・ゴックも言う「酒を飲んで友達と話をして分かち合うのは、外を悩みながらふらふら歩くのを見られるよりいい。外にでれば悪い輩はたくさんいるし、気持ちが塞いでいるから罠にもはまりやすい」。

 しかし事はそう単純ではない。ハノイの専門学校に通うトゥイ・ズンは、母が再婚した寂しさを紛らわせようと、友達と集まった。

 ズンひとりで4人の男と酒を酌み交わし、夜中に男らは連れ立って帰ったが、不運なことにひとりがこっそりズンの下宿に戻り、彼女が酔っ払っているのをいいことに猥褻な行為をしたのだ。ズンは深く考えずに友達を信じてしまったことで、高い代償を払うことになった。

(Tien Phong)

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