5月23日16時45分、クアンナム省タムキー市の国道1A号線で発生した乗客を乗せたバス同士の乱闘現場に、公安が駆け付けた。
ホーチミン市ビンタイン区のミンさんが運転するハノイとホーチミン市を結ぶバスが13時30分ころクアンチ省ドンハー町で客を乗せていると、別のバスの運転手、補助員とケンカになった。両方のバスの客が止めるのも聞かず、一方のバスはミンさんのバスを挑発したり行く手を阻んだりした。
ミンさんのバスに乗り合わせていた乗客は、もう一方のバスの補助員が殺すなどと脅したり、運転手が非常に危険な運転をして乗客を恐怖に陥れたと証言している。この状況はドンハーからタムキーまで実に220kmもの間続いた。
人通りの少ない一方通行の道に入ったところで相手方のバスがミンさんのバスの前につけ路肩に寄せさせた。するとすぐに刃物などを持った4人が下りてきて、ミンさんと補助員フオンさんを繰り返し切りつけた。
交通警察が駆け付けると彼らはすぐにバスへ戻り座席に武器を隠したが、武器はすぐに発見された。このバスの乗客は、公安に通報したら殺すと脅されたとも話している。