2008年1月1日より全国でシクロを含む自製の3輪、4輪車両の通行が禁止される。旅行者向けのシクロも姿を消すこととなり、旅行会社が懸念している。
ハノイのSans Souciシクロツアー社はシクロ145台を所有し、市内周遊ツアーを催行している。禁止されれば地方出身者が大半を占める135人の従業員は職を失う。
Viettravelの社長は、シクロはホーチミン市で最も美しい文化性を持つもので、なくなってしまうのは惜しいという。彼によると、シンガポールでは活動を夜間に限定することで成功している。
Apex Vietnam社の社長は、シクロはタイのトゥクトゥク同様、欧米からの旅行者にとって非常に珍しいもので適切に管理すれば都市交通に影響を与えることはないとしている。
ホーチミン市1区シクロ団の副団長によると、現在団には50台のシクロが所属しており運転手のほとんどは高齢者だ。もしシクロが禁止になればみな失業してしまうが、まだ対策は見つかっていないという。