新たな学年度を前に、有名校の校長が雲隠れしている。周囲から我が子の入学を要請されるのを避けるためだ。
それ以外の学校の校長にその必要はなく、「コネ」を持つ父兄たちは、それらの学校など眼中にない。結果的に有名校以外の学校には貧しい家庭の生徒が多くなる。
ある校長は怒りながら「この件に関して、コネを持つ父兄たちを訴えるつもりだ。教育は公平でなければならないのに、なぜこの父兄たちは私の学校を差別するのか」と話す。しかしこれにある父兄は次のように反論している。「学校の設備や教師に対する投資も平等ではない。訴えられるべきは教育界の方ではないか」。