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2008年05月31日

野菜、問われる食の安全性

 ホーチミン市の野菜消費量は1日約1,500トン、うち葉物野菜が200〜250トンを占める。一方で肝心の質は置き去りにされ、栽培地域の汚染や寄生虫、残留農薬の問題は深刻だ。

 まがったキュウリやニガウリ、虫のついた菜っ葉は、見た目にきれいな野菜よりキロあたり500〜1,000ドン高いが、見栄えが悪いのは清潔な証拠として主婦たちが好んで購入している。

 ホーチミン市12区、ホクモン県、クチ県へ向かった。最初に訪ねた広大な農場は、栽培方法により3つに区分されていた。

 1つ目はスーパー向けの安全野菜で、ネットで注意深く保護されている。種や土壌の選別から栽培技術に至るまで厳しく管理され、収穫前には品質調査が行なわれる。

 2つ目は、ピーナツ油を精製したときに出るかすや椰子の外殻などの自然肥料を利用する畑だ。ここで収穫された野菜は、得意先やここにある直売所に来る人々に高値で買い取られる。

 3つ目は、市場などに大量に卸す分で、野菜の成長を促進する方法が用いられている。

 クチ県で1、2を争う規模の畑を持つトゥアンさんは、「このあたりはほとんどが商用の農場で、少しでも収穫を増やそうと農薬や化学物質を使っています。家族で食べる分は別に作っています」と話す。

 12区の葉物野菜栽培地区では、ゴミで溢れる水路の水を野菜に撒き、人間や家畜の糞尿を肥料にしていた。収穫した野菜は新鮮さを保つためまるで沼のような水溜まりや溝に浸され、農家は野菜に触れるのにゴム手袋をしている。

 農場から1時間とかからないフーホアドン市場には、青々とした新鮮な野菜が運ばれてくるが、それでも買い手は疑いの目を向ける。

 ここで野菜を売るラインさんは、「最近お客さんは野菜をよく見るようになりました。青くてみずみずしく大きい野菜には、化学物質を心配するようになって、自然に栽培された小さいものはよく売れます」と話す。

 安全野菜と言われているものでも、実際は許容水準を超えた農薬が使われているものも少なくない。

 現在、市場での野菜の品質評価は感覚的なものが主だ。品質についてテストするには2〜3日要し、費用も150万ドン(約94ドル)ほどかかる。市保健幹部養成センターが市場の野菜について検査したところ、レタスや空芯菜などのサンプル100例中、実に97例が回虫や鉤虫などの寄生虫に汚染されていた。

 スーパー各店によると、これまでの記録や分析表、食品安全衛生の基準の証明書によれば、現在野菜を供給する業者は、自らで設定した安全基準しかクリアできないという。

 農業農村開発省は今年1月26日、食品の安全度、残留農薬、各種許可基準について規定した決定106号を発表した。しかしホーチミン市当局関係者によると、これまでのところ全国でこれを満たした地方はない。

(Phu Nu)

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