中国の習近平国家主席は2月29日、グエン・フー・チョン書記長の特使として訪中している、ホアン・ビン・クアン中央対外委員長と会談した。
クアン氏は、ベトナムの党、国家は、独立、自主、平和、協力、発展の対外路線を堅持し、中国の党、国家との善隣友好、包括的な協力関係を重視しているとし、双方が連携して両党、両国首脳の共通認識や締結済みの合意を良好に実行し、戦略的パートナーシップを深化させ、実質的、効果的なものにするよう努力することを望むと述べた。
これに先立ち中国共産党中央対外連絡部の宋濤部長との会談でクアン氏は、南シナ海情勢に対するベトナムの見解を示し、双方が互いの正当な利益を尊重し、両党、両国首脳の共通認識や締結済みの合意を厳粛に実行し、現状を変える一方的な行動を取らず、紛争を複雑化、拡大せず、軍事化せず、ともに南シナ海の平和、安定を維持し、国際法および地域の行動規範に即した平和的手法で不一致を正当に解決していく必要があると述べた。