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2009年03月28日

カラオケ療法に効果、日本も支援

 麻痺患者の機能回復法としてホーチミン市チョーライ病院はカラオケを用いた療法を進めている。これには国際協力機構(JICA)も支援している。

 3年前の交通事故で半身不随になったビンタン区のラムさん(32歳)は、機能回復治療に行ったチョーライ病院で、このプロジェクトへの参加を勧められた。最初は効果を疑ったが、しばらく経つと体調が良くなっているのが感じられ、言葉もしっかり話せるようになり、両手で物がつかめるようになった。

 同じように半身不随だったズンさん(52歳)も、カラオケ治療を含むプロジェクトに1年以上参加し、ほぼ全快し仕事に戻っている。

 シニア技術員のゴック・アイさんは、半身不随になると、心を塞ぎ、自分は無用だと感じる人が多いため、カラオケや買い物、観光などで心を奮い立たせることができるという。

 チョーライ病院治療・機能回復物理科のブイ・トゥー・フエ科長によると、病院が行っているJICAプロジェクトには2006?2008年に115人が参加した。通常の生活に戻り、仕事、学校に復帰したのは13人で、他のケースでも体調が大きく改善し、自分で動いたり、身の回りのことができるようになった。現在、病院では引き続き参加者を集め、地方の病院でも行えるよう技術指導講座も開講している。

 フエ科長によると、カラオケをする場所に移動することで運動能力が高められ、マイクをつかむことで、手や指の力も強くなる。始めは軽いものがつかめるようになり、箸を操る技能の鍛錬にもなる。

 さらにカラオケは、字を読み画面上の文字を追うことで、言語能力の回復ができる。記憶力の改善にも役立ち、忘れていた記憶を取り戻させてくれる。話ができない人の場合は、他の人が歌うのを聞くと感情を通して言語能力が呼び起こされる。フエ科長は、カラオケに行き、多くの人と会話することで人生や人を愛せるようになると話す。

(Sai Gon Tiep Thi)

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