情報通信省は10月11日、2010年全国電話・インターネット・視聴覚サービス普及調査結果を発表した。
■約4割の世帯で固定電話設置
これによると、約830万世帯(世帯総数の約42%)が固定電話(有線・無線問わず)を持つ。都市では340万あまりの世帯、約61%が持ち、農村におけるこの割合は34%超。
個人用パソコンを持つのは約250万世帯、12.6%で、各世帯におけるパソコン総数は310万台超。インターネット接続があるのは約160万世帯、8%超。都市では22%程度だが、農村は2.6%に過ぎない。日常的にインターネットを使うのは1,250万人にとどまったが、都市では810万人を数える。農村では430万人。
全国約210万世帯、10.7%の世帯がラジオを持ち、テレビは約1,800万世帯、90%を超える。
各機関や自治体でのIT導入状況は、各省団体・機関の100%がパソコンを持ち、これらの直属組織の約99%がインターネットに接続している。県級の団体・機関でパソコンを持つのは99.5%、インターネット接続は91.5%。
■1人あたり携帯契約5件
統計で注目すべき点は、全国の携帯電話利用者が3,020万人(都市:49.5%、農村:約33%)に過ぎない一方、有効契約件数が1億5,000万件あることだ。
現在ベトナムは携帯電話契約が多い国・地域のトップ10に入る。国際電気通信連合(ITU)によると、マカオでは100人あたり携帯電話契約が206.03件あり、香港は同190.21件。ベトナムは8位にランクインし100人あたり175.3件、総契約件数は1億5,400万件。中国は100人あたり64.04件で150位、アメリカは114位で同89.86件。
今年9月末までの統計によると、年初9カ月の固定電話新規契約数は4万3,000件あまり、携帯電話は790万件、前年同期比で16.8%減少した。